2013年08月10日
良い循環・悪い循環
昨夜、オイルマッサージ(アーユルヴェーダ)をなさっている方と雑談を楽しんでいたところ、
人はいろんな面で「良いサイクル」「悪いサイクル」があるという話題が出て盛り上がりました。
例えば・・・
姿勢が悪いと身体が歪む。
↓
身体が歪むと余計に姿勢が悪くなり、内臓にも負担がかかる。
↓
姿勢が悪くて内臓が疲れていると気持ちも落ち込む。
↓
落ち込むともっと姿勢が悪くなる。
↓
さらに身体が歪む。
↓
ますます気持ちが落ち込み、不健康になる。
↓
ますます姿勢が悪くなり・・・
というように、悪いことが悪いことを呼ぶ循環に陥ってしまうと、
それまでは健康的だった人も、短期間で不健康になっていってしまうことがあります。
ケガや病気、あるいは仕事や人間関係のトラブルなどをきっかけに悪いサイクルにはまってしまうこともあるかも知れません。
私自身、学生時代に交通事故にあったあとのことや、
精神的に落ち込んでいた時期のことなどを振り返ると、いろいろと思い当たるフシがあります。
これが良いサイクルの場合だと、例えば・・・
身体の歪みを治す。
↓
姿勢がよくなり、明るく前向きな気持ちになる。
↓
明るい気持ちになると普段の姿勢もよくなる。
↓
より身体の歪みが改善して、内臓も元気になる。
↓
ますます明るく前向きな気持ちになり、健康的な食生活や運動を楽しむようになる。
↓
ますます健康的になる・・・
という感じです。
他に、仕事とお金についての例も出ていました。
人生を楽しむためにお金を得ようと思う。
↓
がんばって働く。
↓
お金を得て、そのお金で人生を楽しむ。
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やる気が出てもっとがんばって働く。
↓
もっとお金を得て、そのお金でもっと人生を楽しむ。
↓
もっとやる気が出て・・・
というサイクルです。(そのオイルマッサージ師の方は、まさにこういう人生を送っています!)
探してみれば人生のいろんな場面で、こういう「サイクル」を見つけることができる気がします。
興味深いのは、同じ条件だったとしても、その人のちょっとした気持ちの持ち方ひとつで、
「良いサイクル」が回り始めた場合と、「悪いサイクル」にはまってしまった場合とで、
その後の人生が大きく変わってしまうというところです。
人にとって「どう意識を持つか」ということは、
生まれ持った才能がどう、周囲の環境がどう、ということよりも、
もしかしたらもっとずっと大切なことなのかも知れません。
私も治療者としてまず自身が健康でいられるように、
「良いサイクル」を作っていけるように意識したいものだと感じています。
※お問い合わせは下記まで
春風館治療院
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